60歳を過ぎても「まだ働きたい」「地域の役に立つ仕事がしたい」と考える方は多く、近年はバス運転手不足を背景に、60歳以上・65歳以上のシニア採用に積極的なバス会社が増えています。
定年後の第二のキャリアとして選ばれることも多く、シニアが再スタートしやすい職種として注目されています。
とはいえ、挑戦を考える際には次のような悩みもあるのではないでしょうか?
- 年齢的に本当に採用されるのか、不安がある…
- 未経験から大型二種免許の取得は可能?費用は?
- 健康面や働き方はどの程度求められる?
本記事では、60歳以上がバス運転手として働くための応募条件・健康基準・必要免許・働き方・待遇・向いている人物像・応募手順まで総合的に解説します。「まだ働きたい」を確かな一歩につなげるためのガイドです。
60歳以上のバス運転手求人が増えている理由

日本ではバス運転手の高齢化が進み、全国的に運転手が不足しています。特に地域の生活交通を支える路線バス・送迎バスは、運転手不足がそのまま地域の利便性に影響するため、各社で採用活動が強化されています。
以前は「40~50代が中心」というイメージが強かったバス運転手ですが、現在では60歳以上の採用が一般的になりつつあります。背景には以下のような変化があります。
- 定年で運転手が増加
- 健康で働けるシニアが増えた
- 再雇用制度の拡大
- 地域密着会社の人材確保が重要に
特に地域密着型のバス会社では、地元在住で安全運転を心がけるシニア層は非常に重宝され、丁寧な運転・誠実な接客は利用者からも高く評価されます。
さらに、「地域貢献できる仕事」「人に喜ばれる仕事」という魅力から、定年後に再び社会とのつながりを持ちたい方の応募も増えています。60歳からでも前向きに挑戦できる環境が広がっているのです。
60歳以上のバス運転手の応募条件(資格・健康・経験)
年齢条件とシニア採用の広がり
60歳以上の採用は、路線バス・送迎バス共に急増しています。特に以下のような採用が一般化してきました。
- 60歳以上の新規採用(未経験者も可)
- 65歳以上の継続雇用・新規採用
- 定年後も70歳前後まで働けるケース
もちろん、年齢だけで判断されることはなく、
- 健康状態
- 視力・聴力
- 運転姿勢
- 責任感
- 接客意識
などが重視されます。
健康診断では、血圧・心電図・視力・聴力・薬の服用状況など、運転に支障がないかが確認されます。基準は会社によって異なりますが、安全な運行ができる状態であれば採用されるケースは非常に多いです。
免許条件(大型二種・取得支援)
バス運転手には大型二種免許が必須です。ただし、60歳以上で未取得でも諦める必要はありません。近年は以下のような制度が整っています。
- 免許取得支援制度(会社負担)
- 養成制度(採用後に教習所へ通う仕組み)
- 取得費用の全額または一部補助
取得プロセスは以下の通りです。
- 教習所で学科・技能講習
- 路上・場内運転で技術習得
- 試験合格後に大型二種免許取得
年齢よりも「安全運転への意識」「丁寧な運転」が重要視されるため、60代から取得して運転手になった方は多数います。
運転経験がない人の注意点
運転経験がない方やペーパードライバーの方も応募はできます。ただし以下の点に注意しましょう。
- バスは車体が大きく、死角の理解が必要
- 右左折時の内輪差・後輪位置に慣れる必要がある
- 運転だけでなく接客も求められる
とはいえ、研修制度が整っている会社が多く、
- 初任者研修
- 同乗指導
- シミュレーター研修
などの段階的な育成により、誰でも無理なく運転手デビューが可能です。
60歳以上のバス運転手が無理なく続けられる働き方
短時間勤務・時短勤務
シニアに人気なのが「短時間勤務」です。
- 早朝の通勤時間帯のみ
- 午前中だけの勤務
- 学校の送迎のみ
など、体力と生活リズムに合わせた働き方ができます。
送迎バス中心の働き方
路線バスは運転・接客どちらも求められる一方、送迎バスは比較的負担が少ない点が特徴です。
- 企業送迎
- 介護施設送迎
- スクールバス
- 商業施設の巡回バス
など運行距離が短く、時間の余裕があることから、シニアドライバーに非常に向いています。
夜勤なし・土日休みの選択肢
60代からの働き方として、夜勤なし・土日休みのニーズは非常に高いです。
- 健康を維持しやすい
- 家族や趣味との時間を確保しやすい
- 身体の負担を軽減できる
など多くのメリットがあります。採用する側もシニア層にはこうした無理のない働き方を積極的に提案してくれます。
60歳以上のバス運転手が得られる給料・待遇・年収の目安

月収・年収イメージ
路線バス運転手の月収は一般的に25〜33万円前後です。シニア採用の場合も経験により同等レベルで採用されるケースが多いです。年収は350〜450万円程度が目安となります。
送迎バスの場合はやや低めですが、
- 「身体の負担が少ない」
- 「シフトの自由度が高い」
- 「短時間勤務が選べる」
というメリットが大きいです。
福利厚生・退職金・手当
福利厚生は会社によって大きく異なりますが、以下の項目は重要です。
- 社会保険完備
- 無事故手当
- 時間外手当
- 精勤手当
- 制服・車両設備の支給
- 退職金制度(任意の会社も多い)
シニア採用でも福利厚生をしっかり活用できる会社は多く、安心して働ける環境が整っています。
賞与・昇給制度
バス運転手は賞与(年2回)がある会社が多く、シニア採用でも支給されます。
昇給についても、年齢ではなく運転評価や勤続年数に応じて昇給する会社が増えています。
60代からの転職理由と活躍できる人の特徴
よくある転職理由
60代からバス運転手に挑戦する理由には以下が多くあります。
- 定年後も働き続けたい
- 年金だけでは不安なので収入を確保したい
- 人との関わりが好きで、接客業が合っている
- 地元で役に立つ仕事をしたい
- 規則正しい生活を維持したい
特に、「地域に貢献できる仕事」という点が大きな決め手になっています。
活躍できる人の共通点
60歳以上で活躍している運転手には以下の特徴があります。
- 安全運転への意識が高い
- 落ち着きがあり、丁寧に対応できる
- 体力に無理のない働き方を選べる
- お客様に寄り添える
- 地元で働きたい気持ちが強い
年齢よりも「誠実さ」「丁寧さ」が重視されるため、シニア層は非常に向いている職種といえます。

60歳以上の採用があるバス会社の種類
路線バス会社
地域密着型の路線バス会社は60歳以上の採用に積極的です。転勤がなく、いつもの街の中で働けるため、シニアでも安心して続けられます。
送迎バス会社(企業・施設)
負担が少なく、シニアドライバーに最も適した働き方です。
- 企業送迎
- 介護施設送迎
- 病院送迎
- 学校のスクールバス
など、さまざまな求人があります。
観光バス会社(注意点)
観光バスは長距離運行や泊まり勤務が多く、身体への負担が大きいため、60歳以上の新規採用は限られる傾向があります。希望する場合は、短距離観光ツアー中心の会社を選ぶと安心です。
応募前にチェックするべきポイント
60歳以上の求職者が後悔しないために、以下をチェックしておくと安心です。
- 健康診断基準(視力・持病・薬の有無)
- 免許取得支援の内容(全額負担か、一部負担か)
- 研修制度の丁寧さ
- シニア在籍人数
- 働き方(短時間・送迎・夜勤なし)の柔軟性
- 福利厚生(社会保険・賞与・退職金)
- 会社見学・説明会の有無
見学会に参加すれば、バスの運転席に座れたり職場の雰囲気を知ることができ、入社後のミスマッチを防げます。
60歳以上がバス運転手に応募する際の手順と採用までの流れ
STEP1:求人検索・問い合わせ
希望地域・勤務形態・免許の有無を確認しながら応募。
STEP2:会社説明会・見学
仕事の流れや職場環境を直接確認できます。
STEP3:面接(健康・人柄を重視)
運転経験より、安全への意識や誠実さが大切です。
STEP4:健康診断・適性検査
安全運行が可能かを確認するための検査です。
STEP5:免許取得(必要な場合)
会社の支援制度を活用して大型二種免許を取得。
STEP6:社内研修・同乗指導
ベテラン運転手が丁寧に運転技術・接客を指導します。
STEP7:デビュー・本採用へ
デビュー後もフォロー体制があり、安心して働けます。
まとめ|60歳からの挑戦は遅くない。安心して始められる仕事です
バス運転手は、60歳以上からでも挑戦できる数少ない正社員職であり、地域に貢献しながら働けるやりがいのある仕事です。未経験でも、免許取得支援や研修制度が整っているため、多くのシニアが現役で活躍しています。
「まだ働きたい」「地域の役に立ちたい」そんな想いがある方には、バス運転手はとても相性の良い仕事です。







