バス会社への転職に興味があっても、次のような疑問や不安を感じていませんか?
- 異業種からバス業界へ転職しても、仕事についていけるのか
- 普通車しか運転したことがなくても、大型バスを扱えるようになるのか
- バス会社の運行管理は、具体的にどのような仕事をするのか
- 「バス業界は大変そう」というイメージは本当なのか
バス会社には、乗務員だけでなく、安全な運行を裏側から支える仕事もあります。そのひとつが、車両や乗務員の状況を確認し、日々の運行を管理する「配車確認作業」という仕事です。
今回は、飲食業からバス業界へ転職し、現在はビィー・トランセグループに連なるあすか交通の運行管理課で働くS.Kさんをご紹介します。
転職のきっかけ、大型バスを運転して初めて分かったこと、運行管理の仕事内容や仕事で大切にしている考えを見ていきましょう。
飲食業からバス業界へ転職したきっかけ

忙しい働き方を見直したことが転職の始まり
S.Kさんは、前職はレストランの店長を約10年間にわたって勤めていました。(新卒で入社したのはホテルマン)。サービス業の仕事自体は好きだったものの、年始を含めて一年を通じて営業する職場で忙しい日々を送り、次第に働き方へ限界を感じるようになりました。
このように、若い頃は無理をしながら働けていても、この先も同じ働き方を続けられるとは限りません。転職を検討する30代から50代の方の中にも、仕事が嫌いだからではなく、将来を考えて働き方を見直したい方はいるでしょう。
S.Kさんの場合も、好きだったサービス業という仕事を続ける中で、自分の今後を考えたことが転機になっています。
車やバイクが好きだったことからバス業界へ
転職先を考えるうえで、S.Kさんが注目したのが、以前から好きだった運転に関わる仕事でした。
転職を考えていた当時は普通免許しか持っていませんでしたが、普段から車やバイクを運転しており、大きな車を運転する仕事に魅力を感じたことがバス業界へ関心を持つきっかけになっています。
なお、ビィー・トランセグループでは、大型二種免許を持っていない人も応募していただけます。ただし、養成制度の対象条件や採用条件があるため、応募前に最新の募集要項を確認することが大切です。
大型バスを運転して初めて分かった怖さ

普通車の延長では考えられなかった
運転が好きだったS.Kさんですが、実際に大型バスを運転したときは、想像以上の怖さを感じたと振り返っています。
普通車を運転できるため、車体が少し大きくなる程度だと考えていたものの、実際には簡単に扱えるものではありませんでした。一時は、バスを運転することはできないのではないかと思うほどだったそうです。
この体験は、大型車の運転に憧れがある方にとって、重要な判断材料になります。バスの運転は、運転が好きという気持ちだけで成り立つ仕事ではありません。車体の大きさや死角、乗客を乗せる責任を理解し、運転技術と安全意識を身につける必要があります。
慣れてからも怖さを忘れない
経験を積めば、運転技術への自信は少しずつ身についていきます。しかし、S.Kさんは現在も「今でも怖いと思っています」と話しています。
怖さが完全になくなることを目指すのではなく、「怖いと思わないとダメですね」と、S.Kさんは語ります。見えない場所にも危険があると考え続けることが、安全を守るうえで欠かせないという姿勢です。
バス運転手を目指す際は、「運転できるか」だけでなく、危険を軽視せず、慎重に行動し続けられるかも考えておきたいポイントです。
バスの運行管理は安全な運行を裏側から支える仕事
前日に車両と乗務員の配車を確認する
現在のS.Kさんが主に担当しているのは、配車の確認作業です。
翌日に予定されている運行に対して、必要な車両と乗務員が正しく割り当てられているかを前日に確認します。予定されている仕事があっても、運転する人や使用する車両が整っていなければ運行できません。
運行管理は、バスが出発する前から安全で円滑な運行を支える仕事といえます。
始業点呼から運行中の対応まで担う
運行当日は、乗務員の体調や車両の状態を始業点呼で確認します。
また、運行中に機械的な故障やお客様からの申し出などが発生した場合には、その対応も必要です。何も起こらないことが理想ですが、トラブルが発生したときに状況を把握し、対応することも運行管理の役割です。
終業点呼と並行して翌日の準備を進める
運行を終えて乗務員が戻ると、終業点呼を行います。それと並行して当日の運行状況を確認しながら、翌日の準備も進めます。
乗務員として表に立つ仕事とは異なりますが、バスを予定通り、安全に運行するために欠かせない役割を担っています。
乗務員が力を発揮できるように準備する
S.Kさんが仕事で意識しているのは、表に立つ乗務員が、気持ちよく力を発揮できるように準備することです。
車両や運行予定が適切に整えられ、必要な情報が共有されていれば、乗務員も目の前の運転や接客に集中しやすくなります。その結果、事故やお客様とのトラブルを減らすことにもつながりやすいと言えるでしょう。
多様なバスの仕事があるから良い意味で飽きない
あすか交通では、路線バスだけに限定せず、貸切、観光、企業送迎など、複数の仕事を扱っていることが強み。車両も大型バスだけではなく、さまざまな大きさのバスがあすか交通にはあります。
そのためS.Kさんは「良い意味で飽きずに仕事ができる」と話しています。
また、「もし路線の運転が苦手であればポジションチェンジができる可能性があるし、営業的にも強みがある」とおっしゃっています。
ただし、希望すれば必ず職種や担当を変更できるという意味ではありません。具体的な配属やキャリアについては、選考や説明会で確認する必要があります。
バス業界への転職を考えるときに確認したいこと
S.Kさんの経験から、異業種からバス会社への転職を考える際は、次の3点を確認しておくことが大切です。
仕事内容を世間のイメージだけで判断しない
「バス業界はきつそう」といったイメージだけでは、実際の仕事内容や会社ごとの違いまでは分かりません。
S.Kさんも、バス業界やドライバーに対する世間のイメージだけで判断せず、バスや車に興味があるなら仕事を知ってほしいと伝えています。
会社が扱う運行や車両の種類を確認する
同じバス会社でも、路線バス、観光バス、貸切バス、企業送迎など、扱う仕事は異なります。
応募前には、どのような運行を行っているのか、どのような車両があるのか、入社後にどのような仕事を担当する可能性があるのかを確認しましょう。
大変な面や安全への考え方も聞く
採用情報を見るときは、仕事の魅力だけでなく、大変なことや安全教育についても確認することが重要です。
異業種からバス業界への転職を考えている方へ

入社した当時の「大きな車を運転することへの怖さ」を今でも失わないようにしているという安全意識を持ち続けているS.Kさんですが、バス業界に入ったことについて、「少なくとも自分は入社して良かった」と話しています。
また、「単純にバス・車が好きで興味を持ってもらえれば」と、気軽に応募することを歓迎しています。バスの仕事の待遇や環境に対する課題にも触れながら、業界を今より良くするためには、新しい世代が加わり、自分たちの世代から変えていくことも必要だと考えています。
異業種からの転職では、これまでと違う環境へ進む不安があります。大型車を扱う仕事なら、責任の重さや運転への怖さも無視できません。
だからこそ、良い部分だけで判断するのではなく、仕事内容や安全への考え方、大変な面まで確認したうえで、自分に合う仕事かを考えることが大切です。
まとめ
S.Kさんは、ホテル勤務と約10年間の飲食店店長を経験した後、忙しい働き方を見直したことをきっかけにバス業界へ転職しました。
大型バスを初めて運転したときには想像以上の怖さを感じ、経験を積んだ現在も、その怖さを忘れないことが安全につながると考えています。
現在担当する運行管理は、車両と乗務員の配車確認、始業・終業点呼、運行中のトラブル対応、翌日の準備などを通じて、安全な運行を裏側から支える仕事です。
バス会社への転職を検討している方は、世間のイメージだけで判断せず、実際の仕事内容や扱っている車両、研修、安全への考え方を確認してみましょう。
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詳しい職種の情報はこちらの記事をご確認ください。







